ビートルズマニアのジョン太郎です。
「A Day in the Life」は、ビートルズのアルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のラストを飾る名曲です。
ジョン・レノンとポール・マッカートニーの対照的なパートが組み合わさり、壮大なオーケストラのクライマックスへと導かれるこの曲は、ビートルズの音楽的革新を象徴する作品です。

管理人のぼくがビートルズの中でも特に好きな曲!ファンの中でも必ずランキング上位に入る超名曲です!
本記事では、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の歌詞の意味や作曲秘話について詳しく解説します!
ビートルズ「A Day in the Life」は誰が作詞・作曲?ボーカルや演者について

「A Day in the Life」は、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作であり、それぞれが作った異なる楽曲を組み合わせる形で完成しました。
ジョン・レノンが書いた前半部分は、当時の新聞記事からインスピレーションを得たもので、社会的な出来事を描写しています。
一方、ポール・マッカートニーのパートは、日常生活の忙しさや単調さをユーモラスに表現したものです。
演奏では、ジョン・レノンがリードボーカルを担当し、ポール・マッカートニーも自身のパートでボーカルを務めています。

ジョンとポール、稀代の大天才2人の合作です!
また、オーケストラが楽曲のクライマックスを盛り上げる重要な役割を果たしています。
A Day in the Lifeの英語歌詞を和訳・日本語訳
それでは、さっそくビートルズ「A Day in the Life」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。
音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。
下記でA Day in the Lifeの歌詞を和訳しています。
I read the news today, oh boy.
今日のニュースを読んだんだ、驚いたよ
About a lucky man who made the grade.
成功を手にした幸運な男の話さ
And though the news was rather sad,
でも、そのニュースは少し悲しかった
Well, I just had to laugh
それでも思わず笑ってしまった
I saw the photograph
写真を見たんだ
He blew his mind out in a car;
彼は車の中で命を絶った
He didn’t notice that the lights had changed.
信号が変わったことにも気づかずに
A crowd of people stood and stared,
人々が立ち止まり、じっと見つめていた
They’d seen his face before,
どこかで見たことがある顔だった
Nobody was really sure if he was from the House of Lords.
でも誰も、彼が貴族院の人間だったか確信は持てなかった
I saw a film today, oh boy;
今日映画を観たんだ、驚いたよ
The English army had just won the war.
イギリス軍がちょうど戦争に勝った映画さ
A crowd of people turned away,
人々は顔をそむけたけれど
But I just had to look,
それでも僕は目を離せなかった
Having read the book
原作を読んでいたからね
I’d love to turn you on.
君の意識を開いてあげたい
Woke up, fell out of bed,
目を覚まして、ベッドから転げ落ちた
Dragged a comb across my head.
くしで髪をとかし
Found my way downstairs and drank a cup,
階下へ降りてコーヒーをひと口
And looking up, I noticed I was late.
ふと時計を見たら遅刻しそうだった
Found my coat and grabbed my hat
急いでコートを着て、帽子をつかみ
Made the bus in seconds flat.
ぎりぎりでバスに飛び乗った
Found my way upstairs and had a smoke.
職場に着いて、一服して
And somebody spoke and I went into a dream.
誰かが話しかけた瞬間、夢の中へと落ちていった
Ah I read the news today, oh boy,
ああ、今日のニュースを読んだんだ、驚いたよ
Four thousand holes in Blackburn, Lancashire
ランカシャー州ブラックバーンに、4000もの穴が開いているらしい
And though the holes were rather small,
その穴は小さいものだったけれど
They had to count them all
全部数えなきゃいけなかったんだ
Now they know how many holes it takes to fill the Albert Hall.
今やっと、アルバート・ホールを埋めるのに必要な穴の数がわかったってさ
I’d love to turn you on.
君の意識を開いてあげたい
「A Day in the Life」の歌詞の意味

この曲の歌詞は、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの異なる視点が対照的に描かれています。
ジョン・レノンのパートでは、当時の新聞に掲載されていたニュースを基に、現実の出来事を幻想的に表現しています。
特に、「I read the news today, oh boy(今日のニュースを読んだよ)」という歌詞は、ビートルズの楽曲の中でも象徴的な一節として知られています。
一方、ポール・マッカートニーのパートは、若者の日常生活の風景を描いたもので、学校や通勤の場面がユーモラスに綴られています。
この部分は、現実の退屈さと対照的な形で、ジョンの幻想的な世界観と組み合わされています。
最後には、オーケストラによる壮大なクライマックスが訪れ、ビートルズの実験的な音楽性が存分に発揮されています。
「A Day in the Life」の作曲秘話・豆知識

ア・デイ・イン・ザ・ライフの作曲秘話や豆知識を紹介します。
新聞記事がインスピレーションの源
ジョン・レノンが歌詞のアイデアを得たのは、当時の新聞記事でした。
特に、「4,000の穴がランカシャー州ブラックバーンの道路にある」という記事が、歌詞の一部として取り入れられました。
レコーディングにはオーケストラを起用
楽曲のクライマックスを演出するため、ビートルズはオーケストラを導入しました。
ポール・マッカートニーの発案で、楽団のメンバーには「自由に演奏する」よう指示が出され、カオスと秩序が交錯する独特のサウンドが生まれました。
曲の最後のコードが40秒間持続
楽曲のラストでは、ピアノのEメジャーコードが40秒以上も響き渡ります。
これは、複数のピアノを同時に弾くことで生まれた音で、録音の際には音が途切れないようフェードアウト処理が施されました。
BBCで放送禁止に
「A Day in the Life」は、その歌詞の一部がドラッグを示唆すると見なされ、BBCによって一時的に放送禁止となりました。
特に「I’d love to turn you on」というフレーズが問題視されましたが、後に名曲として広く認知されるようになりました。
ポールの夢の中の風景
ポール・マッカートニーのパートは、実際に彼が夢の中で見た光景を元にしています。
彼は「朝起きて、タバコを吸って、バスに乗る」という日常的な場面を描きましたが、それがジョンの幻想的なパートと対比することで、曲全体にユニークな構成を与えています。
\ビートルズの歌詞を全和訳しています/