ビートルズマニアのジョン太郎です。

本記事では、「Strawberry Fields Forever」の歌詞の和訳や、その意味について詳しく解説します!
ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」は、サイケデリックなサウンドと幻想的な歌詞が特徴の超名曲です。
この楽曲はジョン・レノンの幼少期の記憶を元に作られ、実際にジョンの故郷にある孤児院がタイトルになっています。
\実際のストロベリー・フィールド孤児院/
歌詞の和訳・曲の意味・日本語訳-1024x576.png)
ビートルズの楽曲の中でも、ジョン・レノンが特に愛したといわれる「Straberry Fields Forever」の曲の意味や豆知識までチェックしておきましょう。
ビートルズ「Strawberry Fields Forever」は誰が作詞・作曲?ボーカルや演者について

「Strawberry Fields Forever」は、クレジット上はレノン=マッカートニーとなっていますが、ジョン・レノンが作詞・作曲を担当しています。
ボーカルもジョン・レノンが担当しており、ジョンの個人的な体験や思いが反映された楽曲です。
演奏面では、ジョン・レノンのボーカルに加え、ポール・マッカートニーがベースとメロトロン、ジョージ・ハリスンがギター、リンゴ・スターがドラムを担当。
さらに、プロデューサーのジョージ・マーティンとエンジニアのジェフ・エメリックの手によって、革新的な録音技術が駆使されました。
“Strawberry Fields Forever”の英語歌詞を和訳・日本語訳
それでは、さっそくビートルズ「Strawberry Fields Forever」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。
音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。
下記でStrawberry Fields Foreverの歌詞を和訳しています。
Let me take you down,
‘cause I’m going to Strawberry Fields.
僕が連れて行ってあげるよ
ストロベリー・フィールズへ
Nothing is real,
And nothing to get hung about.
すべてが幻のようで
悩むことなんて何もない
Strawberry Fields forever.
ストロベリー・フィールズは永遠に
Living is easy with eyes closed,
Misunderstanding all you see.
目を閉じて生きるのは簡単さ
見えるものを誤解したままで
It’s getting hard to be someone,
But it all works out;
誰かになろうとするのは難しいけど
なんとかなるものさ
It doesn’t matter much to me.
僕には大したことじゃないんだ
Let me take you down,
‘cause I’m going to Strawberry Fields.
僕が連れて行ってあげるよ
ストロベリー・フィールズへ
Nothing is real,
And nothing to get hung about.
すべてが幻のようで
悩むことなんて何もない
Strawberry Fields forever.
ストロベリー・フィールズは永遠に
No one I think is in my tree,
I mean, it must be high or low.
僕の考えを理解できる人は誰もいない
たぶん、ぼくが極端すぎるのかもしれない
That is, you can’t, you know, tune in,
But it’s all right.
つまり、僕の波長には合わないんだろうけど
それでもいいんだ
That is, I think it’s not too bad.
まあ、それほど悪いことじゃないよ
Let me take you down,
‘cause I’m going to Strawberry Fields.
僕が連れて行ってあげるよ
ストロベリー・フィールズへ
Nothing is real,
And nothing to get hung about.
すべてが幻のようで
悩むことなんて何もない
Strawberry Fields forever.
ストロベリー・フィールズは永遠に
Living is easy with eyes closed,
Misunderstanding all you see.
目を閉じて生きるのは簡単さ
見えるものを誤解したままで
It’s getting hard to be someone,
But it all works out;
誰かになろうとするのは難しいけど
なんとかなるものさ
It doesn’t matter much to me.
僕には大したことじゃないんだ
Let me take you down,
‘cause I’m going to Strawberry Fields.
僕が連れて行ってあげるよ
ストロベリー・フィールズへ
Nothing is real,
And nothing to get hung about.
すべてが幻のようで
悩むことなんて何もない
Strawberry Fields forever.
ストロベリー・フィールズは永遠に
Always know, sometimes think it’s me.
But you know, I know when it’s a dream.
いつもわかっているけど、時々思うんだ、僕のせいなのかなって
でも、夢か現実かはちゃんとわかっているよ
I think a “No,” I mean a “Yes,”
But it’s all wrong.
「ダメだ」と思っても「いいよ」と言ってしまう
でも、それは間違っているんだ
That is, I think I disagree.
つまり、やっぱり納得できないんだ
Let me take you down,
‘cause I’m going to Strawberry Fields.
僕が連れて行ってあげるよ
ストロベリー・フィールズへ
Nothing is real,
And nothing to get hung about.
すべてが幻のようで
悩むことなんて何もない
Strawberry Fields forever.
ストロベリー・フィールズは永遠に
Strawberry Fields forever,×3
ストロベリー・フィールズは永遠に
「Strawberry Fields Forever」の歌詞の意味
歌詞の和訳・曲の意味・日本語訳-1024x576.png)
この曲のタイトル「Strawberry Fields」とは、リバプールにある児童養護施設「Strawberry Field」のことを指します。
ジョン・レノンは幼少期、この施設の近くで遊ぶのが好きで、その記憶が彼の精神世界と結びつき、幻想的な楽曲へと昇華されました。

当ブログ管理人のぼくも、イギリス旅行でストロベリーフィールズに行きました!
\実際に現地で撮った写真/

歌詞に込められた本当の意味
この曲には単なる郷愁以上の深いメッセージが込められています。
ジョン・レノンは幼少期に実の母・ジュリアと離れて育ち、叔母のミミに育てられました。
この家庭環境の影響で、彼は常に孤独と自己の存在意義について考えていました。
「Strawberry Fields」は、そんなジョンが現実の厳しさを忘れられる唯一の場所だったのです。
歌詞の「Nothing is real(何も本当じゃない)」というフレーズは、ジョンの不安定な家庭環境から生まれたものとも言われています。
現実世界が不確かなものであるという感覚は、彼の生涯を通じたテーマとなりました。
また、「It’s easy if you try(試せば簡単だよ)」という部分には、世の中の固定概念や常識にとらわれずに自由な発想を持つことの大切さが込められています。
ジョンは、既存の価値観に縛られることを嫌い、常に自分自身の真実を追い求めていました。
この楽曲の中でも、特にぼくの好きな歌詞は、
No one I think is in my tree,I mean, it must be high or low.
誰もぼくの木には止まっていない、きっと木が高すぎるか低すぎるんだ.
という部分です。
ジョンは幼少期のころから周りから浮いた存在で、そのことに対して「きっと自分の木(才能や人格)が他とは違いすぎるんだ」というメッセージも込められています。
小さいころから、周りとは違う苦悩が彼にあったのでしょう。
「Strawberry Fields Forever」は、ジョン・レノンにとっての心の避難所だっただけではなく、同時に彼の孤独と葛藤が色濃く反映された楽曲なのです。
「Strawberry Fields Forever」の作曲秘話・豆知識

最後に、意外と知らないストロベリー・フィールズ・フォーエヴァーの作曲秘話や豆知識を紹介します。
異なるテイクを合成した革新的な録音技術
「Strawberry Fields Forever」は、異なるテンポとキーで録音された2つのテイクを組み合わせて作られました。
当時の技術では非常に難しい作業でしたが、ジョージ・マーティンとエンジニアのジェフ・エメリックがピッチを調整し、巧妙に合成しました。
メロトロンが生み出した独特なサウンド
イントロの幻想的な音色は、ポール・マッカートニーが演奏したメロトロンという電子楽器によるものです。
このサウンドが、曲のサイケデリックな雰囲気を強調し、独自の世界観を作り出しました。
B面の「Penny Lane」との対比
「Strawberry Fields Forever」は、ポール・マッカートニー作の「Penny Lane」とシングル盤で同時リリースされました。
「Penny Lane」も、ビートルズの故郷であるリバプールのストリートの名前をタイトルにしています。
「Penny Lane」が明るくポップな雰囲気なのに対し、「Strawberry Fields Forever」は内省的で幻想的な雰囲気を持つため、2曲は対照的な関係にあります。

ジョンが「Strawberry Fields Forever」を作ったのに対抗して、ポールが作った曲が「Penny Lane」です!
最初の披露で聞いていた全員が絶句した
ジョン・レノンが「Strawberry Fields Forever」のデモを披露した際、バンドメンバーや関係者はあまりにも個性的で幻想的な楽曲に驚き、言葉を失ったと言われています。
やっと出た言葉は、ポールの「最高だよ」という呟きだったそうです。
その独特なメロディと歌詞は、従来のビートルズの楽曲とは一線を画していました。
ジョンが特にお気に入りの曲である
ジョン・レノンは「Strawberry Fields Forever」を自身のキャリアの中でも特にお気に入りの曲の一つとして挙げていました。
彼にとってこの曲は、幼少期の思い出と深く結びついており、自身の内面世界を音楽として表現した特別な作品だったのです。
「Strawberry Fields Forever」は、ジョン・レノンの深い思索と感性が詰まった傑作です。
ぜひ歌詞の意味を知りながら、改めて楽曲を味わってみてください!