ビートルズマニアのジョン太郎です。
ビートルズの「Get Back(ゲット・バック)」は、シンプルで力強いロックナンバーとして多くのファンに愛されている楽曲です。
ポール・マッカートニーが中心となって作曲し、ビリー・プレストンのキーボード演奏が加わることで、よりグルーヴィーなサウンドに仕上がりました。
また、1969年に行われた伝説のルーフトップ・コンサートで披露されたことでも有名です。

この記事では、「Get Back」の歌詞の意味や作曲秘話について詳しく解説します。
ビートルズ「Get Back」は誰が作詞・作曲?ボーカルや演者について
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「Get Back」は、ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーが中心となって作詞・作曲しました。
この曲は、ジョン・レノンとの共作としてクレジットされていますが、実際にはポールが主導して作られました。
ボーカルはポール・マッカートニーが担当し、演奏にはジョージ・ハリスン(リードギター)、ジョン・レノン(リズムギター)、リンゴ・スター(ドラム)が参加。
また、この曲にはゲストミュージシャンとして、ビリー・プレストンがエレクトリックピアノで参加しており、曲に独特のグルーヴを加えています。

Get Backのビリー・プレストンのピアノは、本当に神がかっています!
「Get Back」は1969年にシングルとしてリリースされ、ビートルズのアルバム『Let It Be』にも収録されました。
「Get Back」の英語歌詞を和訳・日本語訳
それでは、さっそくビートルズ「Get Back(ゲット・バック)」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。
音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。
下記でGet Backの歌詞を和訳しています。
Jo Jo was a man who thought he was a loner,
ジョジョはひとりきりの男だと思っていたが、
But he knew it couldn’t last.
そんな暮らしは長くは続かないと気づいていた。
Jo Jo left his home in Tucson Arizona,
ジョジョはアリゾナ州ツーソンの家を飛び出し、
For some California grass.
カリフォルニアの自由を求めて旅に出た。
Get back, get back.
戻れ、戻るんだ。
Get back to where you once belonged
お前がいたべき場所へと戻るんだ。
Get back, get back.
戻れ、戻るんだ。
Get back to where you once belonged.
お前がいたべき場所へと戻るんだ。
Sweet Loretta Martin thought she was a woman,
可愛いロレッタ・マーティンは自分を女だと思っていたが、
But she was another man.
実はそうじゃなかった。
All the girls around her say she’s got it coming,
周りの娘たちは「そうなる運命だったのさ」と言うけれど、
But she gets it while she can.
彼女はできる限り楽しむのさ。
Get back, get back.
戻れ、戻るんだ。
Get back to where you once belonged
お前がいたべき場所へと戻るんだ。
Get back, get back.
戻れ、戻るんだ。
Get back to where you once belonged.
お前がいたべき場所へと戻るんだ。
「Get Back」の歌詞の意味
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「Get Back」は、当初ポール・マッカートニーが「移民問題」に関する風刺的な歌詞として書いていました。
しかし、最終的には「あるべき場所に戻る」というシンプルなメッセージを持つ曲として完成しました。
歌詞に登場する「ジョジョ(Jojo)」は架空の人物であり、故郷アリゾナを離れ、カリフォルニアで新しい人生を求めた人物として描かれています。
また、「ロレッタ(Loretta)」も架空のキャラクターで、都会で自由な生活を求めた女性の象徴とも解釈できます。
この曲のタイトル「Get Back」は、「原点回帰」や「本来の自分に戻る」といった意味を持ち、ビートルズ自身が原点に戻り、シンプルなロックンロールのスタイルを取り戻す意図が込められています。
「Get Back」の作曲秘話・豆知識
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最後に「Get Back」の作曲秘話や豆知識を紹介します。
もともとは政治的な歌だった?
「Get Back」の初期バージョンは、イギリスの移民政策を風刺する内容でした。
しかし、政治的なメッセージが強すぎると判断され、最終的にシンプルなロックンロールの曲に変更されました。
ビリー・プレストンの参加で生まれ変わった
「Get Back」のレコーディング中、ポールはセッションの雰囲気を良くするために、キーボード奏者のビリー・プレストンを招待しました。
彼の演奏が加わることで、曲がよりグルーヴィーになり、最終的なバージョンが完成しました。

ビリーは「5人目のビートルズ」と言われるほど、後期のビートルズの楽曲に相当な影響を与えました!
ルーフトップ・コンサートでのラストパフォーマンス
1969年1月30日、ビートルズはロンドンのアップル・コア社の屋上で伝説的なルーフトップ・コンサートを開催しました。
そのラストを飾った曲が「Get Back」でした。
このパフォーマンスはビートルズの最後のライブ演奏となり、歴史的な瞬間として語り継がれています。
「Get Back」は、ビートルズの歴史において重要な意味を持つ楽曲です。
シンプルで力強いロックナンバーでありながら、バンドの原点回帰を象徴する一曲として、多くのファンに愛され続けています。