ビートルズ「Paperback Writer」の歌詞を和訳・日本語訳!曲の意味も解説!【The Beatles】

ビートルズ(The Beatles)-歌詞の和訳・日本語訳 (Paperback Writer)

ビートルズマニアのジョン太郎です。

ビートルズの「Paperback Writer(ペーパー・バック・ライター)」は、1966年にリリースされたシングル曲で、ユニークな歌詞と力強いサウンドが特徴です。

主人公が出版社に自作小説を売り込むという内容のこの曲は、ポール・マッカートニーの発想から生まれました。

ビートルズ初の「ベースを前面に押し出した」楽曲でもあり、バンドの音楽的進化を感じられる作品です。

ジョン太郎

今回は、「Paperback Writer」の歌詞の意味や作曲秘話を詳しく解説していきます。

目次

ビートルズ「Paperback Writer」は誰が作詞・作曲?ボーカルや演者について

The beatles-日本語訳・和訳-歌詞の意味(ビートルズ)

「Paperback Writer」は、ビートルズが1966年にリリースした楽曲で、作詞・作曲はジョン・レノンとポール・マッカートニーによるものですが、主にポールが作ったとされています。

ポール・マッカートニーがリードボーカルを担当し、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンがコーラスを務めました。

リードギターはジョージ・ハリスン、ベースはポール・マッカートニー、ドラムスはリンゴ・スターが担当しています。

“Paperback Writer”の英語歌詞を和訳・日本語訳

それでは、さっそくビートルズ「Paperback Writer」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。

音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。

下記でPaperback Writerの歌詞を和訳しています。

Paperback writer, paperback writer.
ペーパーバック作家になりたいんだ、ペーパーバック作家に。

Dear Sir or Madam will you read my book,
拝啓、ご担当者様、僕の本を読んでいただけますか?

It took me years to write will you take a look,
何年もかけて書いたんです、ぜひ目を通してください。

Based on a novel by a man named Lear,
元は「リア」という名の男の小説を元にしています。

And I need a job,
僕は仕事が必要なんです。

So I want to be a paperback writer,
だからペーパーバック作家になりたいんです。

Paperback writer.
ペーパーバック作家に。

It’s a dirty story of a dirty man,
これは汚れた男の汚れた物語。

And his clinging wife doesn’t understand.
しがみつく妻は、彼のことを理解できない。

His son is working for the Daily Mail,
息子は「デイリー・メール」紙で働いているけど、

It’s a steady job,
それは安定した仕事さ。

But he wants to be a paperback writer,
でも彼もペーパーバック作家になりたがってる。

Paperback writer.
ペーパーバック作家に。

It’s a thousand pages give or take a few,
千ページほどの長編で、多少の誤差はあるけど。

I’ll be writing more in a week or two,
あと1、2週間でさらに書き足す予定です。

I can make it longer if you like the style,
この文体を気に入ってくれるなら、もっと長くもできますよ。

I can change it ‘round,
内容を変えることだってできます。

And I want to be a paperback writer,
だからペーパーバック作家になりたいんです。

Paperback writer.
ペーパーバック作家に。

If you really like it you can have the rights,
もし気に入ったら、著作権をお譲りします。

It could make a million for you overnight,
一晩で100万ドルの儲けになるかもしれませんよ。

If you must return it you can send it here,
もしダメなら、こちらに送り返してください。

But I need a break,
でも、僕にはチャンスが必要なんです。

And I want to be a paperback writer,
だからペーパーバック作家になりたいんです。

Paperback writer.
ペーパーバック作家に。

「Paperback Writer」の歌詞の意味

The beatles-日本語訳・和訳-歌詞の意味(ビートルズ)

「Paperback Writer」は、ペーパーバック(廉価版の書籍)作家を夢見る人物が出版社に手紙を書き、自分の小説を出版してもらうよう懇願する内容の歌詞になっています。

ポール・マッカートニーは、叔父から「もっと本に関する歌を書いたらどうか」と言われたことがきっかけでこの曲を書いたと言われています。

この楽曲は、当時のロックソングには珍しく、恋愛とは無関係なテーマを扱っており、ユーモラスで斬新なストーリー性を持っています。

作中の「私の小説は1000ページあるけど、1日で読めますよ」という歌詞からも、主人公の必死さとユーモアが感じられます。

「Paperback Writer」の作曲秘話・豆知識

The beatles-日本語訳・和訳-歌詞の意味(ビートルズ)

最後に、ペーパーバック・ライターの作曲秘話・豆知識を紹介します。

ポールの叔父がきっかけで生まれた曲

この曲のアイデアは、ポール・マッカートニーの叔父であるマイク・マッカートニーが「もっと本についての歌を書いたらどうか」とアドバイスしたことが発端でした。

それを受けて、ポールは「作家を夢見る男」というテーマで歌詞を書きました。

ビートルズ初の「ベースを強調した」楽曲

「Paperback Writer」は、ビートルズの楽曲の中でも特にベースが強調された曲として知られています。

ポール・マッカートニーは、リッケンバッカー4001のベースを使い、従来よりも太く、前面に出るサウンドを作り出しました。

これは、当時のビートルズの音楽的進化を象徴する要素のひとつです。

プロモーションビデオの撮影場所はチャートウェルとアビー・ロード

ビートルズは「Paperback Writer」のプロモーションビデオを2本制作しました。

1本はイギリスの首相ウィンストン・チャーチルの邸宅だった「チャートウェル」で、もう1本はロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」の庭で撮影されました。この映像は、現代のミュージックビデオの先駆けとされています。


「Paperback Writer」は、シンプルなロックナンバーでありながら、当時のポップミュージックの枠を超えたユニークな歌詞とアレンジが特徴的な楽曲です。

この曲を通じて、ビートルズが音楽的に進化し続けていたことがよく分かります。ぜひ、改めて聴いてみてください!

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この記事を書いた人

当サイト「The Beatles note」の管理人です。幼い頃にビートルズを知り、そこから20年以上のビートルズファンです。ビートルズが好きすぎて、ビートルズの故郷であるイギリス・リバプールに行くほどのビートルズマニア。

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