ビートルズマニアのジョン太郎です。
「Across the Universe」は、ビートルズの美しいメロディと深い歌詞が特徴的な楽曲です。
ジョン・レノンが作詞・作曲したこの曲は、宇宙や精神性をテーマにした幻想的な作品となっています。

本記事では、「アクロス・ザ・ユニバース」の歌詞の意味や作曲秘話について詳しく解説します!
ビートルズ「Across the Universe」は誰が作詞・作曲?ボーカルや演者について

「Across the Universe」は、ジョン・レノンが作詞・作曲し、リードボーカルも担当した楽曲です。
ポール・マッカートニーとの共作としてクレジットされていますが、実質的にはジョンの単独作品とされています。
この曲は1968年にレコーディングされ、最初に世界自然保護基金(WWF)のチャリティーアルバム『No One’s Gonna Change Our World』に収録されました。
その後、1970年にアルバム『Let It Be』にも収録され、ビートルズの名曲の一つとして広く認知されるようになりました。
Across the Universeの英語歌詞を和訳・日本語訳
それでは、さっそくビートルズ「Across the Universe」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。
音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。
下記でAcross the Universeの歌詞を和訳しています。
Words are flowing out like endless rain into a paper cup,
言葉が紙コップに注ぐ果てしない雨のようにあふれ出す
They slither while they pass, they slip away across the universe.
くねりながら流れ、そっと宇宙の彼方へ消えていく
Pools of sorrow waves of joy are drifting through my opened mind,
悲しみの泉と喜びの波が、心の中を漂い
Possessing and caressing me.
僕を包み込み、優しく撫でる
Jai guru deva om
(偉大なる師に感謝を)
Nothing’s gonna change my world
僕の世界を変えられるものは 何もない
Nothing’s gonna change my world.
僕の世界を変えられるものは 何もない
Images of broken light which dance before me like a million eyes,
砕け散る光が まるで無数の瞳のように踊る
They call me on and on across the universe,
それは僕を誘い続け 宇宙の彼方へと導く
Thoughts meander like a restless wind
思考は落ち着かぬ風のようにさまよい
Inside a letter box they
郵便受けの中で
Tumble blindly as they make their way
行き場もなく転がり続ける
Across the universe
宇宙の果てへと
Jai guru deva om
(偉大なる師に感謝を)
Nothing’s gonna change my world
僕の世界を変えられるものは 何もない
Nothing’s gonna change my world.
僕の世界を変えられるものは 何もない
Sounds of laughter shades of life are ringing
笑い声や人生の色彩が響き渡り
Through my open ears inciting and inviting me.
僕の耳を通り抜け、誘いかける
Limitless undying love which shines around me like a million suns,
無限に続く永遠の愛が 無数の太陽のように僕を照らし
And calls me on and on across the universe
僕を誘い続け 宇宙の果てへと導く
Jai guru deva om
(偉大なる師に感謝を)
Nothing’s gonna change my world
僕の世界を変えられるものは 何もない
Nothing’s gonna change my world.
僕の世界を変えられるものは 何もない
「Across the Universe」の歌詞の意味

「Across the Universe」の歌詞には、ジョン・レノンの精神世界や哲学が色濃く反映されています。
特に「Jai Guru Deva Om」というフレーズは、インドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの影響を受けたものです。
この言葉はサンスクリット語で「師(グル)に感謝を」という意味を持ち、曲全体を通して瞑想的な雰囲気を醸し出しています。
ジョンはこの曲について、「自分の頭の中に浮かんだ言葉が宇宙に広がっていく感覚を表現したかった」と語っています。
日常の出来事や感情が、無限の宇宙の中でどこまでも広がっていくというコンセプトが、美しいメロディとともに描かれています。

ジョンの思惑通り、本当に宇宙感があって、幻想的な雰囲気があふれる曲ですよね!
「Across the Universe」の作曲秘話・豆知識

ここでは「アクロス・ザ・ユニバース」の作曲秘話や豆知識について紹介していきます。
ジョン・レノンが最も誇りに思う曲の一つ
ジョン・レノンはインタビューで、「自分が書いた曲の中で最も詩的な歌詞の一つだ」と語っています。
彼はこの曲の歌詞の流れを非常に気に入っており、特に「Words are flowing out like endless rain into a paper cup(言葉が紙コップに降る終わりのない雨のように流れていく)」というフレーズは、自身の最高の表現の一つだと考えていました。
レコーディングには様々なバージョンが存在
「Across the Universe」は、最初に録音されたバージョンと『Let It Be』アルバムに収録されたバージョンではアレンジが異なります。
最初のバージョンはアコースティックな雰囲気が強く、のちにフィル・スペクターがプロデュースした『Let It Be』版では、オーケストラのアレンジが加えられています。
NASAが宇宙へ送信した曲
2008年、NASAは「Across the Universe」を深宇宙に向けて送信しました。
これは人類の音楽を宇宙へ送り出す歴史的な試みの一環であり、この曲のタイトルとテーマにぴったりの出来事となりました。
デヴィッド・ボウイなど多くのアーティストがカバー
「Across the Universe」は、多くのアーティストによってカバーされています。
特にデヴィッド・ボウイは、この曲を1975年のアルバム『Young Americans』でカバーしており、ジョン・レノン自身もこのバージョンに参加しました。
他にも、フィオナ・アップルやルーファス・ウェインライトなど、さまざまなアーティストがこの曲を愛し、演奏しています。