ビートルズマニアのジョン太郎です。
ビートルズの「While My Guitar Gently Weeps（ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス）」は、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲した名曲です。
エリック・クラプトンがギターで参加したことでも有名なこの曲は、美しいメロディと深い歌詞が特徴です。
ジョン太郎今回は、この名曲の和訳や歌詞の意味、作曲秘話を詳しく解説します！
ビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」は誰が作詞・作曲？ボーカルや演者について
「While My Guitar Gently Weeps」は、ビートルズのリードギタリストであるジョージ・ハリスンが作詞・作曲しました。
この曲は、1968年にリリースされたアルバム『The Beatles（通称：ホワイト・アルバム）』に収録されています。
ボーカルもジョージ・ハリスンが担当し、リードギターにはジョージの親友であるエリック・クラプトンが参加。
ビートルズの曲の中では珍しく、外部ミュージシャンがギターソロを弾いているのが特徴です。
ジョン太郎エリック・クラプトンも超ド級のレジェンドミュージシャンですからね。
すごいコラボ曲だと思います！
“While My Guitar Gently Weeps”の英語歌詞を和訳・日本語訳
それでは、さっそくビートルズ「While My Guitar Gently Weeps」の英語歌詞を和訳・日本語訳していきます。
音楽は下記のYouTubeからお楽しみください。
下記でWhile My Guitar Gently Weepsの歌詞を和訳しています。
I look at you all, see the love there that’s sleeping
君たちを見つめると そこに眠る愛が見える
While my guitar gently weeps
僕のギターは静かに泣いている
I look at the floor and I see it needs sweeping
床を見れば ほこりがたまっている
Still my guitar gently weeps
それでも僕のギターは静かに泣き続ける
I don’t know why nobody told you how to unfold your love
なぜ誰も君に 愛の広げ方を教えなかったのか
I don’t know how someone controlled you
なぜ誰かに操られてしまったのか
They bought and sold you
まるで売り買いされるもののように
I look at the world and I notice it’s turning
世界を見れば 今も回り続けている
While my guitar gently weeps
僕のギターは静かに泣いている
With every mistake we must surely be learning
僕たちは間違いから学ぶはずなのに
Still my guitar gently weeps
それでも僕のギターは静かに泣き続ける
I don’t know how you were diverted
どうして君は道をそらされたのか
You were perverted too
歪められてしまったのか
I don’t know how you were inverted
どうして逆さまにされてしまったのか
No-one alerted you
誰もそれを教えてくれなかった
I look at you all, see the love there that’s sleeping
君たちを見つめると そこに眠る愛が見える
While my guitar gently weeps
僕のギターは静かに泣いている
Look at you all……
君たちを見つめる……
Still my guitar gently weeps
それでも僕のギターは静かに泣いている
「While My Guitar Gently Weeps」の歌詞の意味
この曲のタイトル「While My Guitar Gently Weeps（僕のギターが静かに泣く間）」は、ギターを擬人化した表現です。
ジョージ・ハリスンは、世界の不条理や人々の無関心に対する悲しみをこの曲で表現しています。
歌詞の中では、「愛がすべてに注がれていたら、世界はもっと違ったものになっていたはずだ」といったメッセージが込められています。
これは、ジョージのスピリチュアルな思想や人生観が反映されたものだと言えるでしょう。
ジョン太郎ジョージはすごくスピリチュアルな人間ですからね…
「While My Guitar Gently Weeps」の作曲秘話・豆知識
ここでは、While My Guitar Gently Weepsの作曲秘話や豆知識について紹介します。
ジョージ・ハリスンのインスピレーション
この曲のアイデアは、ジョージが「I Ching（易経）」に触れたことがきっかけでした。
偶然を信じるという考え方に基づき、辞書を開いて最初に出てきたフレーズを曲にするという実験を行い、「gently weeps（静かに泣く）」という言葉に出会ったのです。
エリック・クラプトンのギター参加
ジョージは、バンドメンバーがこの曲に対して熱意を持っていないことを感じ、親友のエリック・クラプトンにギターソロを依頼しました。
当初、エリックは「ビートルズのレコーディングに参加するのはおかしい」とためらいましたが、ジョージの説得により実現しました。
ジョン太郎この曲が当時、クラプトンのギター技術でしか弾けなかった、という説もあります。
スタジオでの録音エピソード
エリックがスタジオに来たことで、ビートルズのメンバーは突然真剣に演奏を始めたと言われています。
普段はふざけがちなポールやジョンも、外部のミュージシャンがいることで態度を改め、結果的に素晴らしい演奏が完成しました。
さまざまなバージョン
この曲には、ジョージがアコースティックギターで演奏したデモバージョンも存在します。
『Anthology 3』や『LOVE』のアルバムで聴くことができます。
後世への影響
「While My Guitar Gently Weeps」は、後の多くのギタリストに影響を与えました。
特にエリック・クラプトンのギターソロは名演として語り継がれ、プリンスが2004年のロックの殿堂入り式典で演奏したバージョンも伝説的です。
「While My Guitar Gently Weeps」は、ジョージ・ハリスンの音楽的才能が光る名曲の一つです。
ぜひ、歌詞の意味をかみしめながら聴いてみてください！
